クッションバーテープは万能か?2006年01月20日 16:47

薄手バーテープ
世の中で販売されているロードレーサー(完成車)のハンドルには、
殆んどと言っていいほどコルク風のクッションバーテープが巻いてある。
みんな一般的なクッションバーテープをなんの疑問も無くフツーに使っていると思うんだけど、
ソレって本当に使いやすくて、自分に合ってるの?

バーテープで私がオススメしたいのが、薄くてクッションが無いヤツ。
特に手が小さい、体格的に不利な小柄な女性なんかには特にオススメ。

クッションバーテープを使う理由は、手が痛くならないように「ショック吸収」が狙いだが、
少し厚目のクッションバーテープをハンドルに巻くと、ほんの少しだけどハンドルが太くなる。
そうなると、手が大きい(指が長い)人は問題無いが、手が小さい人はハンドルをしっかりと握り切れない。 ほんの少しだけど、この差は大きいのだ。(手が大きい人には分からないだろうな…)

ハンドルはしっかりと握り切れないと力を入れにくい。
ハンドルの下を握った状態でのブレーキ操作もハンドルをしっかりと握れないとやりにくい。

そもそもどうして手が痛くなるのか? それは手の方に体重がかかっているからなんだけど、
その最大の原因はサドルにちゃんと座ってないというのが圧倒的に多い。
手や肩が痛いのを手元で解消しようとしてもダメで、原因は他にある。
一番多いマチガイは、ハンドルが遠くてサドルを前に出している場合。
そしてもう一つ多いマチガイが、サドルが高すぎる場合。(モチロン両方の場合もある!)
このどちらの場合も、しっかりとサドルに座れないので、ハンドルの方にシワ寄せが行ってしまうのだ。

長距離(長時間)走って「手が痛い…」とお悩みの人は、
サドルを中心としたポジションを疑ってみてちゃんと座れるように調整してみて下さい。
そして、手が小さい人は、しっかり握れる薄手のバーテープも試してみるとイイですよ。

( 写真は薄手のバーテープ、2種類。他にもあります。)